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<description> （24時間おきに更新中）</description>
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<title>旅のいろ</title>
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<description>北方氏の本は読んだこと無かったけど、買わされて読みました。途中まで。
ハードカバーで重くて、途中で断念しました。
初ハードボイルドでしたが、私にはハードボイルドすぎたみたいです。合唱。主人公は弁護士...</description>
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北方氏の本は読んだこと無かったけど、買わされて読みました。途中まで。
ハードカバーで重くて、途中で断念しました。
初ハードボイルドでしたが、私にはハードボイルドすぎたみたいです。合唱。主人公は弁護士。美人ではないが、どこか強い印象を残す女性と関わることに。女性は、ビジネスを次々成功させる一方で、女性とビジネスを行う男たちは、次々破滅していく。危険と女性に引かれる主人公。主人公やその仲間たち、そして危険な女性の運命は・・・？

官能小説です。肉体関係を描くシーンも多いですが、ノーマルなものでした。それより、女性の想い、破滅への欲望、女性の行動が、丁寧に描かれ官能的です。こんな「官能」もあったのか、と新しい発見でした。

官能シーンだけでなく、格闘、事件の謎なども興味深く、最後まで一気に読みきった本でした。
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<title>出口のない部屋 (ミステリ・フロンティア)</title>
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<description>プロローグの前に、サルトル『出口なし』というネタをいきなり割っているので、大丈夫なのかなと思ったが、実際のオチはそれをもっとひねった複雑なものだった。登場人物の名前をメモしておかないと、わけがわから...</description>
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プロローグの前に、サルトル『出口なし』というネタをいきなり割っているので、大丈夫なのかなと思ったが、実際のオチはそれをもっとひねった複雑なものだった。登場人物の名前をメモしておかないと、わけがわからなくなるくらい込み入った話ではあるが、破綻はいっさいなく、作者の技量がすばらしい。ただ、エピローグで明かされるオチはトリッキー感が強すぎて、やや強引かなとは感じる。正直、トリックよりも、文中でのネチネチとした心理描写のほうが作者の本意であろう。嫌悪感すら感じるキャラ描写に、最初は「そんなふうに考えねえよ！」とか「ああ、腹たつ！」とダメ出しをしていたのが、それがだんだんとクセになっていく読感には自分でも不思議に感じるくらいだ。やはり、文章力があるのだろうな。それにしても、本書をミステリにする必要はあったのか？ 素直にサイコホラーに仕上げほうが良かったのでは？ やはり、ミステリという形式に擬態しないと売れないのかねぇ。はじめてこの作家さんの本を読みました。
話のなかでの小説部分の挿入のように入っている話は
小説なのか現実なのか分からなくて、戸惑いましたが、
その小説部分の話に込められたヒントと現実部分に込められた
ヒントによって謎が解き明かされていくと、なるほどと納得
させられました。
登場人物の周囲に対する考え方や気持ちの捉え方、さらに
それぞれの心情の食い違いが、すごくよく書けていると思いました。
最後に話がつながるところでは、殺人を犯した人物の
心理にゾクっとさせられました。 出口のない部屋という小説のなかで、出口のない部屋に閉じ込められる３人。この部屋に集められた原因を探ろうと、それぞれ自分がどういう人間かということを他の２人に語るのだが、その語っている内容と、小説の著者が描き出すぞれぞれ３人の、違いの大きさに表面的にはみえない人間の怖さを感じました。
 さらに、この物語のおおもとになっている、著者が関わった事件の原因が、子供のころ自分も実際に感じずにはいられないことだったので、逆にそれが怖かったです。作中作のミステリー。

女流作家から「出口のない部屋」という原稿を、編集者は受け取ります。そのなかで、ふたりの女性とひとりの男性が、出口のない部屋に閉じ込められています。
サルトルの「出口なし」を元に作られた、という設定。が、それを知っていると、この「出口のない部屋」がどんな部屋なのかわかってしまうし、知らないとタイトルに裏切られた気分になる。

しかも「出口のない部屋」のストーリー上の必然性が生まれない。三途の川の前でも、閻魔大王の前でも、物語は成立します。

ただ著者の自己満足だけですね。

それでも、この三人の物語が交互に語られ、最後には繋がっていくプロットとストーリーには、惹かれます。

閉じ込められた三人の物語はおもしろい。

免疫学専門の女性研究者・夏木祐子は、ふたりの子どもも優秀で自立していて、鼻が高い。大学での地位もほぼ安泰。ただ、同じ研究室の後輩が人間関係につまづき、医者としても研究者としてもキャリアを投げ捨てかねない。学部長教授の娘である彼女だけが、祐子の気がかり。

新人賞を取って作家デビューした佐島は、その時の選考委員である大御所の女流作家・佐智子と結婚した。２０歳の年の差を越えて、ふたりは結ばれていると、ハンサムな佐島がテレビや雑で語るのは絵になり、作家よりもそちらの仕事がメインになりつつある。また、自分の新作はことごとく佐智子の添削を受けて、ようやく世間に認められるレベルだ。だがヒットしているとは言い難い。

平凡な開業医の妻におさまった鏡子は、夫の連れ子を医者にし、小さな幸せをつかんだ。しかし半年に一度、自分が１６年前に捨てた娘から、お金の無心のはがきが届く。教養のない、幼い内容だ。しかも、本当は捨てたのではなく、あの子が勝手に出て行ったのだ。それを姑に見られるのが情けなく、嫌だった。

ひとつひとつの物語は、それほど新鮮味はないのですが、でも読ませる筆力があります。人間らしい戸惑いや逡巡がちりばめられているのですが、物語がもたついたり、つまらなく感じさせることがない。

無理にミステリーを書く必要はないでしょう。人間描写に優れた作家なので、いろんな分野の小説を読んでみたいですね。
ミステリーのコアとなる構成がとてもおもしろかったですが、ネタバレになるので触れずにおきます。ニワトリ胚の研究など、実は密かにフランスの香りがしていて、それもまた京都とパリという二つの古都を知り、専門的なことから文化に至るまで深い知識をもつ著者のセンスを感じました。ミステリーは一般にトリックに凝りすぎて、登場人物の行動がうすっぺらいことも多いけれど、彼女の作品は人間の心理と行動にとてもリアリティがあり、普通なら識閾下にあって自分では気づかないような人間の心の奥を鮮明に描き出していて、本当に何度もぞっとしながら読みました。ミステリー自体の謎解きと同時に、鋭い所をついた人の心理と行動に、つい現実に戻って自分自身を反省したり、また一方で殺人事件などという話を書いてるにもかかわらず、著者はどんなに優しく明るく繊細で聡明な人なのだろうなどと思いを馳せたりしてしまいました。彼女の前では嘘はつけないな・・・。ともかく、一度読み終わってミステリーとして味わった後も、また別の意味で、なるほどねぇと考えさせてくれる作品です。
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<title>ぶぶ漬け伝説の謎 裏京都ミステリー (裏京都ミステリー)</title>
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<description>う〜ん、鬼子母神とか、シリアス系のあるまじ君の（本業がらみの）話がなかったのがちょっと残念でしたが、読んでいてほのぼの、そして、あのぶぶ漬け伝説はやっぱりガセなのか･･･ってちょっとがっかり。そして...</description>
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う〜ん、鬼子母神とか、シリアス系のあるまじ君の（本業がらみの）話がなかったのがちょっと残念でしたが、読んでいてほのぼの、そして、あのぶぶ漬け伝説はやっぱりガセなのか･･･ってちょっとがっかり。そしてそのがっかりを上回る、京都の美味しい話でいっぱいです。きつねうどんも、関東とは全然違うんだな〜。しかも、表現が上手で、味が伝わってくるみたい！さすが北森さんです。
菅浩江さんの「鬼女の都」と読み比べてみるともっと面白いと思います。あっちは文学中心のシリアス系。
あ、そういえば「親不孝通りディテクティブ」のテッキは確か京都にいっちゃったんだよね？もしかしたらどこかで出てきたかも！もういっかい読んでみよーっと（北森さん作品には、けっこう登場人物がリンクするものがありますよね。それも楽しみ）。
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<title>インディゴの夜 チョコレートビースト (ミステリ・フロンティア)</title>
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<description> 『インディゴの夜』の続編。４本の短篇が収録されている。
 今回も話題が新鮮で面白い。特にタトゥーの話など、裏側の世界が開陳されており、興味深かった。
 ホストの世界も相変わらずの魅力。キャラクター...</description>
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 『インディゴの夜』の続編。４本の短篇が収録されている。
 今回も話題が新鮮で面白い。特にタトゥーの話など、裏側の世界が開陳されており、興味深かった。
 ホストの世界も相変わらずの魅力。キャラクターが個性豊かに描かれており、それぞれに人間味もあり、はまりこんでしまう。
 一方で、ミステリとしての限界も感じる。これはちょっとなあ、という結末や犯人が目立つ。ホストクラブという新味も薄れつつあり、このままでは行き詰まってしまうのではないか。
 キャラクターや、ポップな裏社会の描き方は上手いだけに、ジャンルを変えれば爆発的な成功を収めるかも知れない。インディゴの夜が面白かったので、続編も読みました。
なぎさママの飼い犬まん（43万円）の誘拐劇が印象的でした。
晶と一緒にクラブを経営している塩谷さんのこともちょっと好きになりました。
今度は憂夜さんが主役の話が読みたいな。タイトルでも分かる通り、『インディゴの夜』の続編。
前作でも同様の感想を抱いたのだけれども、やっぱり晶とその周囲の面々とのやりとりが楽しい。水商売、そしてその中でも邪道と呼ばれる連中で、見た目やら何やらはそんな偏見通りかも知れないけれども、根は正直で優しいホストたち。そして、そんなのホストたちの行動に心の中でいちいちツッコミを入れている晶…という構図が凄く楽しい。一見、常識人風に振舞っていながらも、晶自身も結構無茶苦茶やってたりするし。前作以上にその登場人物のやりとりが楽しい、と感じられた。
で、前作との違いは、と言えば、今回はどちらかと言うと晶たちが自分から事件へと首を突っ込んで行っている、という印象であるところ。前作の、どちらかと言えば、巻き込まれて仕方なく、と対照的。個人的に好きなエピソードは『マイノリティ／マジョリティ』。ホストクラブのオーナーという面ばかりがこれまで強調されていた中、晶・塩谷の「表のカオ」の面が見れて面白かった。
もっとも、今回は自ら話に顔を突っ込んで行く話が多い、ということもあってどうも「ホストクラブ」という世界の印象が薄くなってしまった感じ。先の『マイノリティ／マジョリティ』とか、表題作『チョコレートビースト』などはホストクラブがあまり関係ないし、『真夜中のダーリン』も変えようと思えば変えられるし…。そこがちょっと気になった。
とは言え、やっぱり楽しかった、と言う方が先に来る。まだまだ十分に繋がる終わり方だし、続編が出てくれることを期待したい。今回もスピード感のある文章で駆け抜けてくれますｖ
四篇から成る短篇集です。

それは本当にオシャレなのか？という、イマドキのファッションに身を包んだ少年少女への晶さんの突っ込みが笑えますｗ
更に、若者言葉とも言える日本語の乱れに内心で激しく突っ込みを入れる晶さんに、親近感が湧きますｗ

憂夜さんがホストたちに言い聞かせる“女心を掴む奥義”『会話の中でさり気なく相手の名前を連呼すること』だそうですｗ
あ〜わかる気がする( '艸｀)
軽い口説き方マニュアルでもあるかな(笑)

前作のインディゴの夜と二冊併せてめっちゃおすすめですｖ 前作「インディゴの夜」がちょっと不完全燃焼気味（キャラ等に謎が残った）気味だったので、続編待ってました。

再続編待ってます。
もっともっとこの話が読みたい。
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<title>グーテンベルクの黄昏 (創元クライム・クラブ)</title>
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<title>ST 黒の調査ファイル (講談社ノベルス)</title>
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<description>タイトルに『黒』が冠してある通り、今回の主人公はＳＴ第一化学担当、黒崎勇治氏その人です。
兎に角喋らない。その無口っぷりは、回を増すごとに磨きが掛かっています。1冊丸々喋らない巻もある程の無口な彼で...</description>
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タイトルに『黒』が冠してある通り、今回の主人公はＳＴ第一化学担当、黒崎勇治氏その人です。
兎に角喋らない。その無口っぷりは、回を増すごとに磨きが掛かっています。1冊丸々喋らない巻もある程の無口な彼ですので、その彼を主人公にした今回、どうなる事か…と不安に思っていたら、それは杞憂でした。無口だからこその存在感、それ故の洞察力、そして彼のもう一つの顔、武道家としての一面も見る事が出来て、非常に満足のいく一冊です。
今回の話は、ちょっと前に流行ったワンクリック詐欺に騙されたフリーターの話と新宿で頻発する謎の不審火が絡んで、物語としても楽しめます。特に、今回使われたトリックは、思わず唸ってしまいますよ。
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<title>ニッポン硬貨の謎</title>
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<description> クイーンについて詳しい人にはとっても面白く読める小説だと思います。
 それほど詳しくない私にとっては、期待値があまりに高かったために正直がっかりという展開でした。「ミステリー小説」としてはがっかり...</description>
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 クイーンについて詳しい人にはとっても面白く読める小説だと思います。
 それほど詳しくない私にとっては、期待値があまりに高かったために正直がっかりという展開でした。「ミステリー小説」としてはがっかりですが、クイーンファンにとっては作家論、作品論としても読めるので、これほど楽しい小説はないと思います。1970年代後半、来日したエラリー・クイーン(探偵であり作家の虚構人物の方)が解決した事件について記された未発表原稿が発見され、それを北村薫氏が翻訳したという体裁。

本格というのはダブルミーニング。本格ミステリの草分けの一人であるエラリー・クイーンの国名シリーズを扱うということで、ジャンルとしての本格。そして、未発表原稿という体裁のパステイーシュの王道な手法をとりつつ、実にクイーンスタイルを踏襲し、クイーン論まで展開してしまうという、ファンノベルのスタイルとしても本格派なのである。

脚注のお遊び(これは、作中で展開するクイーン論にも呼応している)や、文体の模倣...初めて日本を訪れた外国人目線のズレや、作品が固まるまでに派生してしまった事実誤認の表現が、脚注のツッコミともあいまって、実にいい塩梅にリアル...など、未発表作品の翻訳の雰囲気が良く練れている。

一方、北村薫としての作風も失うことなく作品は構成されている。北村氏といえば、ドラマ部分での人間描写の鋭さも魅力の作家である。美や温もりなどを馥郁たる描写で紡ぐ一方、鮮烈なまでのドス黒さを一閃させる事もできる。

本作では先述の通り、ある種の人には神にも等しいエラリー・クイーンが日本にやってきたらというifのシチュエーションを設定し、神様と幾許かの時を共に過ごすのみならず、ラブコールと同義の作品論を開陳したり、極めつけは共に難事件に立ち向かうという、願望従属のファンタジーである。その、淡い温もりのある色調の風景に、幼児連続殺人事件という漆黒の悪意が吹き抜ける。

この事件の選定の趣味が、なんとも北村節だなぁと思ったのは俺だけではあるまい。

以前創元社より上梓されたアンソロジー『五十円玉二十枚の謎』に対する、エラリー・クイーンの回答という趣向も楽しい。敬意と愛情に満ちた、だが、才能無くば実現不可能な、極上のパスティーシュ作品である。本格ミステリ・クラブ会員の投票によって選ばれた本格ミステリ大賞受賞作。会員が自分たちの会長の作品を記名投票で大賞に選ぶという仲良しクラブばりばりの大賞受賞作。これで本作がすばらしければ言うことはないのだけど、仲良しクラブ大賞受賞作にふさわしく、幼稚な内容なので残念というしかありません。本格ミステリ大賞という賞がどれだけ無内容の駄目賞なのかということが本作を読んで、よくわかるし、その選ばれ方（会員が会長の作を記名投票で選ぶという恥ずかしさ）を見ても、よくわかる本。日本ミステリのレベルの低さを思い知らされる残念な本格ミステリ大賞受賞作でした。 1977年に来日したアメリカの名探偵エラリー・クイーン。東京滞在中に、幼児ばかりを狙う連続殺人事件が発生する。 同じ頃、女子大生の奈々子はバイト先の書店で奇妙なお客に遭遇する。50円硬貨を20枚握り締め、それを千円札に換えてくれるよう奈々子に頼むのだ。 この二つの事件がやがて一つになって…。 日本を舞台にしたこのエラリー・クイーンの未発表原稿を、北村薫が十年の歳月をかけて翻訳した、という設定のパスティーシュ小説です。 怪事件を名探偵が鋭い推理で見事解決していく、という物語の展開を楽しむための小説とはいえません。事件そのものはあっけなく解決してしまいますし、しかもクイーンが説く真相は、必ずしも多くの読者の納得を得られるようなものではないと私は考えます。 むしろこれは推理小説の読み手として深い見識と筆力をもった北村薫が、パスティーシュ小説の装いを用いて、クイーンのコアなファンに向けて贈るエラリー･クイーン作家論といえる作品です。クイーンの「シャム双子の謎」や「緋文字」、さらにはヴァン・ダインの「僧正殺人事件」に関する北村自身の論考を、主人公の奈々子たちの口を借りて語っています。 そして本書全体が若竹七海ほか「競作 五十円玉二十枚の謎」（東京創元社）への北村薫の遅ればせならの参加作品という意味を持っています。 ですから、よほどの推理小説ファンでなければ本作品にどっぷりと遊ぶのは難しいかもしれません。 それにしてもクイーンと奈々子のコンビが「空飛ぶ馬」以来の円紫さんと私に重なって見えてきました。北村薫はあのシリーズの続編を書く意思をもう持っていないと語っていますが（別冊宝島「北村薫Complete Book」でのインタビュー）、私はそのことがとても残念でなりません。クイーンをほとんど読んでいない私がレビューを書いてもいいのだろうかとは思いつつも、北村薫ファンとしては、今回も楽しく読み終わりました。北村薫翻訳のクイーンという体裁をとってはいますが、風景や人物の描写、その言葉の選び方の端はしに北村薫らしさがあふれており、特にクイーンを知らない私でも、いつもの「北村薫作品」として読み終わりました。もちろん、クイーンに精通している方がより楽しめるのでしょうが、あとで「シャム双子のお謎」を読むというのも、それはそれで楽しいなものです。北村薫さんの読書ぶりにはいつも感心しきりなのですが、今回も何度も感心させられます。そして、北村薫の作品を読むと必ず、読まなければならない本リストが増えるんですよね。
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<item rdf:about="http://bb-book011.electro-search.com/detail/08/4048735861.html">
<title>蝶狩り</title>
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<description>冬に来た依頼人の続編となる作品です。前作を読まなくても、楽しめるようにはなっています。失踪事件をきっかけに展開します。内容としてはおもしろい。が、結局謎は謎のまま。終わり方も「えっここで終わっていい...</description>
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冬に来た依頼人の続編となる作品です。前作を読まなくても、楽しめるようにはなっています。失踪事件をきっかけに展開します。内容としてはおもしろい。が、結局謎は謎のまま。終わり方も「えっここで終わっていいのか」という感じです。五條作品らしいといえば、らしいです。傍若無人な王子檜林よりも空っぽのキリエよりもしがない調査員の桜庭さんのその後が非常に気にかかる作品でした。続編がでれば、もやもやも解消されるかもしれませんが・・・。
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<title>賢者はベンチで思索する</title>
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<description>学校を卒業してから、思うように就職できず、ファミレスでアルバイトをする主人公。表向きは浪人生、実際はひきこもりに近い生活をする弟。主人公が働くファミレスで日常の大半をぼーと過ごすおじいさん。
主人公...</description>
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学校を卒業してから、思うように就職できず、ファミレスでアルバイトをする主人公。表向きは浪人生、実際はひきこもりに近い生活をする弟。主人公が働くファミレスで日常の大半をぼーと過ごすおじいさん。
主人公のまわりでは、衝撃的だけど、犯罪として裁くことができないような事件が起きる。
なにもかも、どこか身に覚えのあるはなしでした。おじいさんの正体は衝撃的でしたが…。
21才の主人公は希望の会社に就職できずアルバイト中弟は二浪中家族と同居しているが両親の心配な思いが重荷で、自分も不安が混在そんな主人公久理子にベンチであう時だけ賢者になる不思議な老人国枝さん久理子のバイト先ファミレスではもたもたのおじいさんになる国枝さんでも公園では賢者なのだ久理子が悩み困っている問題を解決してしまう自分が定まらない２１才の女の子が、社会へ向けて自分の足を踏み出すまでの間、年齢が大きく離れた老人と友人になり、自分の本音を語れたことで本当の自分が見えるようになる。そこにミステリーがからむので読み易いと思う「いつだって悪意はすれちがうほど側にいる」ファミレスで働く、21歳の久里子、そしてファミレスでいつも同じ席に座る国枝老人。少し痴呆の症状が出ているらしい国枝老人だが、ファミレス以外の場所で会うときは痴呆だなんて信じられないくらい、鋭いところを見せる。そんな２人を探偵役に、「人の悪意」が引き起こす事件を、鮮やかに解決する。少しほっとするものの、なんだか悲しさが残る解決の結果は、「悪意」というものが、周囲を巻きこんで悲しみを生むからかもしれません。いつも身近にある「悪意」がテーマの本だけれど、悪意だけではない例えば信頼や、友情や、絆や・・・・・・そんな泥臭いものも多分に詰まった物語。読み終わると、少しだけ「賢者」になれそうです。ファミレスに勤める２１歳の久里子と、そのファミレスでいつも同じ席に座る国枝老人。しかもこの老人、少し痴呆の様子も見受けられる。はっきり言って、探偵役としてはあまり絵にはならない２人です。けれど、そこを面白くしてしまうのが近藤さん２匹の犬もいい味出してます。とにかく、あっというまに物語に引き込まれてしまい、一章だけ読んだら寝るつもりが、気づいたら全章読破してしまっていました。もうちょっと味わって読むべきだったかも・・・？帯の「いつだって悪意はすれちがうほど側にいる」のフレーズが、この本のテーマであることは間違いないでしょう。でも、絶対に悪意以外のものも存在するはずです。読んだ後、ほっとして優しい気持ちになれました。
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<item rdf:about="http://bb-book011.electro-search.com/detail/10/4408603198.html">
<title>加賀金沢殺人事件 (ジョイ・ノベルス)</title>
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<title>魔界都市 ＆lt;新宿＆gt; 【完全版】 (ソノラマノベルス)</title>
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<dc:date>2008-12-29T19:36:03+09:00</dc:date>
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<description>本書からは【魔界都市・新宿】の霊的本質の産声が聞こえてくる。その声は過去に書店で【魔界都市】を手に取り読み耽った方、そうでない方、これから読む方にも聞こえるだろう。【新宿】は知っているのだ…魔界都市...</description>
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本書からは【魔界都市・新宿】の霊的本質の産声が聞こえてくる。その声は過去に書店で【魔界都市】を手に取り読み耽った方、そうでない方、これから読む方にも聞こえるだろう。【新宿】は知っているのだ…魔界都市・新宿向きの人達を。さぁ、本書を目にした方々。レジに向いましょう。さぁ早く。そうすればあなたは既に魔界都市の住人だ。‥と堅苦しいのはここ迄。本書は菊地秀行先生のソースである。世にも美しいせんべい屋さんは登場しないが魅力的なキャラが元気に魔界を闊歩している。白くないDr.メフィストが見れるのは本書だけ。【新宿】初の敵達も魅力的。さぁ、初々しい【新宿】を堪能しましょう。著者のデビュー作である「魔界都市新宿」と、その続編の「魔宮バビロン」の合本。
最近の著者の作品同様の迫力を、十二分に楽しめる。

新宿は魔界と化してしまったが、物語は、歌舞伎町、中央公園、早稲田大学など、
実在の新宿が舞台となっており、不思議な感覚におちいる。

十六夜京也の立ち回りの鋭さには目を見張るが、
要所で登場する、ドクター・メフィストがニヒルだ。

後に大活躍する事になるドクター・メフィストの、
デビュー時のキャラクターを見る事が出来る。

著者の最近の作品も含めて、物語の舞台が実在の地名や建造物と関係している点がリアルだし、
ヒーローが常に圧倒的に強い訳ではなく、数々の危機に直面するのでハラハラとさせられる。
魔界を支配する闇の住人などの、数々の魔人を堪能出来る。

「超伝奇小説」の本格的な夜明けだ。前は文庫でしたがノベルズとして新しく登場の一冊。新宿とバビロン両作品が収録されているのですが、文庫版後書きもよめるので嬉しい一冊です。ノベルズ版後書きもありますよ。絵は末弥さんに変わり、こちらもなかなか素敵です。菊地先生が好きな方ならお勧めです。
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<title>HEARTBEAT (ミステリ・フロンティア)</title>
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<description>「１０年後に会おう」

原之井はヤオとの約束を果たすためアメリカから舞い戻った。底知れぬ悲しみの記憶とともに。

伝えられなかった想い。愛する者の死と絶望。復讐と赦し。純粋なる愛のちから。許されざる...</description>
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「１０年後に会おう」

原之井はヤオとの約束を果たすためアメリカから舞い戻った。底知れぬ悲しみの記憶とともに。

伝えられなかった想い。愛する者の死と絶望。復讐と赦し。純粋なる愛のちから。許されざる愛。さまざまな想いがつまっている。

本書では１０年前の約束を果たそうとする原之井のお話と、幽霊騒動におびえる少年ユーリのお話が平行して進んでいく。繋がっていく二つのお話。原之井の「心音を聞き分ける」能力が幽霊騒動解決の鍵となるのか・・・びっくりです。最大のミステリーは思わぬところにあります。僕はあの映画を思い出しました。これ以上は言えませんが・・・

本作で、純粋なる愛の鼓動を感じてください。委員長・原之井は、高校の同級生・ヤオが１0年たって自分の納得する生活を送っていたら、彼女に一億円を渡すという約束をする。しかしその約束の日委員長が帰郷すると、彼女は失踪していた。
いっぽう、大金持ちの小学生・ユーリの家で死んだはずの母親の幽霊が現れるという事件が起きる。この一見無関係なはずの2つの事件が交錯し、物語が展開する。
「ハートビート」っていう言葉は知らなかったんだけど、意味深で切ない言葉ですよね…。なぜタイトルが「ハートビート」なのか最後まで読んで納得しました。人として守りたい人が出来たとき、心置きなく守りきれればいいが心残りのまま別れてしまう時人の心にはその人の幸せを祈りたくなる気持ちが出来るように思う「あの人が幸せでありますように」そんな思いを一度でも感じたことのある人この本はラストのネタが重大なので詳細を書けませんが、お薦めの１冊です 二つの物語が絡みあい、縺れあって一つの大きな流れが見えてくる。二つの物語には、それぞれ謎がある。どこで関係しあうのか？いつ同じ話として謎が絡みあうのか？と頁を繰る手が止まらない。 元高校の同級生の原之井、ヤオ。そして二人に共通の友人、巡矢。この三人が背負う話がまず一つ目。 元男爵家で財閥の五条辻家の直系であるユーリ少年（小学五年生）。ユーリのお屋敷で起きる幽霊の謎が二つ目の話。これらが細かく交互に語られていく。 優等生で委員長と呼ばれていた原之井といわゆる不良少女だったヤオとの間には十年後に果たすはずの“約束”があった。 この原之井の人物造形がとても複雑。善良で正義漢。しかし、深く傷ついた心を抱えている。 ヤオについての謎を、巡矢が手助けするのだが、彼もまた興味深い人物。巡矢はこの物語を支える探偵役でもあり、言動と裏腹な内面を覗かせつつ、小気味よい切れ味の活躍をする。 巡矢が原之井に語る「ハートビート」の二つの意味は、最後まで生きている。あっと言わされた。きゅうんと心を鷲掴みにされたような切なさとともに、沸々と温かなものがこみ上げてくる。 ミステリーとしても、友情を巡る青春ストーリーとしても、また小路さんが得意とするちょっと不思議な能力をもつ者もちゃんと登場させていて、これまで以上に楽しめる作品であると思う。Boy's Side、Girl's Side、LastMan's Sideと大きく3つの章に分けられた構成でストーリーは進行する。医師になる為にアメリカ留学をしていた青年が帰国して、10年前に再会の約束をした場所で高校の同級生だった女性を待つ、といった場面で物語の幕が開く。各章で複数のキャラクターの視点で語られ進行するストーリーは謎そのものの正体もまた謎で、最後まで惹きつける。キーワードのハートビートは読むもののハートビートも高鳴らせる。
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<title>女人高野万華鏡殺人事件 (ジョイ・ノベルス)</title>
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<description>途中で、読んでいてがっかりしました。後藤又兵衛が、出てきてこれは、いいぞと思っていたら、黒田節のモデルになった人物だとかれているのでびっくりしました。母里太兵衛が福島正則と酒の呑みくらべをして、日本...</description>
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途中で、読んでいてがっかりしました。後藤又兵衛が、出てきてこれは、いいぞと思っていたら、黒田節のモデルになった人物だとかれているのでびっくりしました。母里太兵衛が福島正則と酒の呑みくらべをして、日本号（名槍）を取ったものです。木谷先生位になれば、常識だと思うのですが、弟子に書かせたものなのか？とにかく今までファンでしたのでがっかりしました。
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<title>インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア)</title>
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<description>渋谷のホストクラブを経営する女性フリーライターと
その店のホストたちを探偵役に据えた連作ミステリィ。
夜の街の住人たちであるはずの主人公たちが
妙に生真面目で正義感に溢れているのは気になるが
異色の...</description>
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渋谷のホストクラブを経営する女性フリーライターと
その店のホストたちを探偵役に据えた連作ミステリィ。
夜の街の住人たちであるはずの主人公たちが
妙に生真面目で正義感に溢れているのは気になるが
異色のキャラクターたちの魅力によって読み進むに抵抗は無い。

描かれている環境はハードボイルドかもしれないが、
本当に陰惨なわけではなく、一歩引いて眺めている感じ。
悪く言えば人畜無害。レビドラマ向きの素材。久々に、「うわ〜。ヤラレタ！」と思った本。
全然期待して読み始めたわけじゃない本の場合で、面白かった場合、そのような感想に
なってしまいますが、それがコレでした。
４つの短編からなる連作ミステリーで、舞台はホストクラブ。
そして、その内容は、

 ・常連客の死で、トップに殺人容疑がかかる「インディゴの夜」
 ・知人の娘が少女誘拐事件に巻き込まれる「原色の娘」
 ・区長選に絡んだ恐喝事件の「センター街ＮＰボーイズ」
 ・夜の街のディープな話「夜を駆る者」
 
と、内容をピックアップすると、かなりダークなお話で詰まっています。
ＨＡＰＰＹな話ばかり読んでいた頭には、ホストの世界も、夜の世界の話も、暴力的な話は
ちょっとキツイはずなのですが、キャラクターが良いのとテンポ良い話の展開のおかげか、
「おもしろかった！」の一言につき、全然問題なくすんなり読んでしまいました。
そして、主人公でホストクラブのオーナー・晶のサバサバした性格と、彼女を囲む個性豊かな
ホストたちの行動力抜群な頼もしさは最高です。

最初に想像していたのとは違っていましたが、これはこれで面白い。
ホストクラブが舞台だけれど、３０半ばの女性フリーライター兼ホストクラブ「club indigo」のオーナーによる一人称。けれどお水タイプではなく、Ｔシャツにジーンズが好みの女性。彼女の若い人に対する感じ方が面白い。同年代としては思わず頷いてしまう。
他の登場人物もはっきりしていて、個性的。
謎も裏関係のものが多く、普段目にすることのない場所や事物が関係するので読んでいて新鮮でした。謎解きとしては少々弱い面もあるけれど、主人公の語り口がいいのか、最後まで読ませます。 第10回創元推理短編賞を受賞した「インディゴの夜」と、その続編３篇が収められた短編集。
 渋谷のホストクラブを舞台とした異色の作品で、その独特の世界がどっぷりと描き込まれている。ミステリとしてはいまいちな部分も少なくないが、登場人物やストーリーは素晴らしい。特に、それぞれに魅力のあるホストたちは、いかにもというふうに描かれている。ホストクラブにはまる女性の心理が分かるような気になるくらい。
 今後も大いに期待できる作家と思う。とにかく、面白くて、一気に読んでしまいました。
渋谷にあるDJ風の男子達がホストをしているclub indigoのオーナー高原晶、実質的に仕切ってくれている憂夜さん、歌舞伎町のナンバー１ホスト空也、黒帯保持の乙女なおかま、なぎさママなど、登場人物も濃いです。
わたしも、ドラマ化して欲しいと思います。
読みながら、どの俳優さんが演じたらいいかな、なんて勝手に考えたりしました・・・。
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<title>恋愛函数</title>
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<description>導入部は面白く読み始められたのだが、途中から複数の登場人物から複数の登場人物への
これでもかというほどの「誤解」の嵐が吹き荒れます。
あっちへ行っても誤解、こっちへ行っても誤解、です。非常にややこし...</description>
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導入部は面白く読み始められたのだが、途中から複数の登場人物から複数の登場人物への
これでもかというほどの「誤解」の嵐が吹き荒れます。
あっちへ行っても誤解、こっちへ行っても誤解、です。非常にややこしい。
うんざり感に耐性がある人にだけお勧めです。
相性占いというのは昔からある。いいものであれば信じればいいし、そうでなければ忘れればいい。結婚相談所で相性を見るためにそういうプログラムを使う。それもいいだろう。しかし、それがエスカレートしすぎるとどうなるのか。結婚相談サービスの「売り」がＧＰ値といわれるプログラムだった。ところが、それで出てきた相性が非常にいいはずのカップルにトラブルが起きた。殺人事件が発生したのだ。そして、作家の貫井は、一連の事件にまきこまれていく・・・「恋愛函数」というのは、このＧＰ値のことだ。グラフィック・フェロモン。 あるパターンに対して反応する人間の本能。それがお互いに一致するときに、相性が上がる、という説明がされる。そのＧＰが高いカップルに連続して事件がおき、それぞれ関係者の行動が錯綜していく。それにより、真相がなかなか明らかにならない。じっくり読みこんで、関係者の動きなどを把握していかないと、読者が推理することは難しいだろう。最終的に作者が与えた解決は、それほど明快ではなかった。もう少し明快な真相が明らかになると期待したのだが、ちょっと残念だった。
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<title>聖者の行進 伊集院大介のクリスマス</title>
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<description>最近の栗本さん、人気ないですか・・・。
もともと万人に受け入れられるお話を書く方ではないですけど。
でもでもこのお話の読み応えというのは、最近の誰でも読めるライトな感じ、という部分を跳ね飛ばすものが...</description>
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最近の栗本さん、人気ないですか・・・。
もともと万人に受け入れられるお話を書く方ではないですけど。
でもでもこのお話の読み応えというのは、最近の誰でも読めるライトな感じ、という部分を跳ね飛ばすものがあります。
本当に読み終わったときに、はあっ読んだーっとため息をついてしまいました。
伊集院大介といえば、初期は完全なる探偵で、出てくるお話もミステリーだったわけですが、このお話はミステリーと思って読んではいけません。
ミステリーと思って読むときっと腹がたちます。
最近は人気が出た本はすぐに漫画化されてしまいますが、間違っても漫画化だけはされてほしくないお話です。
漫画化されるほど人気は出ないでしょうがね（笑）

 長年のファンだし、あんまり辛口コメントしたくないんだけど、さっぱりビアンのヒロインにもワキ役にも感情移入できませんでしたわ〜そして謎解き部分にはあまりミステリー風味を期待してはイケマセン。 つか、全体的にジョーママのキャラが強烈すぎてついていけんかったよ（爆）百合好きさんならヒロインが同じ百合系で、同じ作者の「ウンター・デン・リンデンの薔薇」のほうが１００万倍オススメです。  作者にひとこと:もっと若くてピチピチした美少年or美少女キャラを出してちょーだい！（耽美度アップ切望♪）栗本薫の物語を愛する人はこの物語を読んでも十分楽しめるだろう。語り手に対する愛情がわくに違いない。また、語り手を通して伝わってくる、作家の世界観にも大いに共感できるだろう。あえて言えばこれはミステリー的な雰囲気を散りばめた人間ドラマであって、ミステリーではない。それを理解したうえで購入されることをお勧めする。これは推理小説ですか？私には最後までフェアに思えませんでしたよ、栗本先生！ネタバレになるのでかけないのですが●●が裏社会の住人「らしい」ってことしかヒントがなかった気がするんですけど・・・いや、でもいつもながらのキャラクター設定の妙味で、もうほとんどそれだけで引っ張ていってしまうのはさすがです。しかし悲しいかな、どうやら私は”伊集院もの”そのものに共感できなくなってしまったようです。自称「永遠のマイナー作家」とおっしゃるだけあって、たとえ世界最長の傑作「グイン・サーガ」が2000万部売れようと作家としての資質はマイナーであることよ。と思いました。
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<title>すべての美人は名探偵である (カッパノベルス)</title>
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<description>今回はなんかあんまり面白くないなーと思いながらも最後まで読んでしまいました。後半、東子さんが静香さんをフォローし出すあたりから、やっと少し面白くなってきたかなという感じ。たぶん、このシリーズのウリで...</description>
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今回はなんかあんまり面白くないなーと思いながらも最後まで読んでしまいました。後半、東子さんが静香さんをフォローし出すあたりから、やっと少し面白くなってきたかなという感じ。たぶん、このシリーズのウリであるウンチクや解釈がなかなか出てこなかったからだと思います。そのために、他人一刀両断し、ウンチクをまとってこそ輝く静香さんが、パッとしなかった。単に「美人」「頭脳明晰」と書いてあるだけじゃまるで説得力がありません。肝心の静香さんがどう魅力的なのかについて、読者の記憶に頼っているところが大きく、この本では静香さんがあまり魅力的に見えませんでした。もっと短かったら良かったのかな。残念。 あいかわらず、よくこんな話考えるよなー、と読後思った。この本は、今まで何冊かこの作者の本を読んだ人にはニヤニヤできるところがあるし、キャラクター小説の部分もあるし、歴史、アリバイと楽しめる要素がたっぷり詰まっている。で、重くなく、楽しんで読むことができた。１・早乙女静香：◎２・矢房亜紀：  ×３・三須七海：  ※４・小野寺久美子△５・桜川東子：   〇６・藤崎倫子：  注７・翁ひとみ：   ▲あーーー誰でもいいや。「邪馬台国はどこですか？」に登場した美人歴史学者の早乙女静香と「九つの殺人メルヘン」の主人公である女子大生・桜川東子（はるこ）がそろって登場する作品。徳川家にまつわるある古文書をめぐる殺人事件の話。アリバイトリックについては大したことはないし、どこかにあったトリックだと思う。しかしやはり鯨作品は歴史の新解釈に面白さがある。「すべての美人は名探偵である」は徳川家とある童謡に関する新解釈の話だが「邪馬台国はどこですか？」同様、短編でもよかったかなあという印象はある。アリバイトリックと無理に一緒の作品にすることはなかったかもしれない。歴史の新解釈という部分だけについて見てみると、「邪馬台国どこですか？」は先に新解釈が提示され、それをどう説明付けるのかという面白さ。「すべての美人は名探偵である」はどういう新解釈があるのかが徐々に明らかになっていく楽しさ。前者はコロンボタイプで、後者は通常の探偵小説という感じだろう。どちらも面白いが、鯨作品ではコロンボタイプの方が面白さがある。こういう展開が著者の真骨頂。歌の暗号解読から歴史への新解釈をしていくところが面白い。早乙女静香はシリーズ化して欲しいキャラクターです。
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<title>ミステリーズ!Vol.08</title>
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<title>鬼に捧げる夜想曲</title>
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<description>巷では同時受賞のもう一作のほうが評価が高いようだが、どちらか一方を選べと言われたら私はこちらに点を入れます。これが正賞受賞に値するか？と問われれば正直答えに窮するが、京極風の「長大で、圧倒的な」モノ...</description>
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巷では同時受賞のもう一作のほうが評価が高いようだが、どちらか一方を選べと言われたら私はこちらに点を入れます。これが正賞受賞に値するか？と問われれば正直答えに窮するが、京極風の「長大で、圧倒的な」モノに恋焦がれ、それを目指したであろう若い作者の「やんちゃ」ぶりは新人らしく好感が持てるし、結果は力及ばずといったところだが、最近の鮎川賞の中では面白いほうだった。良くも悪くも「年齢」が評価の際の最大要因になってしまうのがツライところだが、じっくり時間をかけて精進してほしいと思います。鮎川賞の受賞作です。横溝正史の雰囲気をもった作品で、島・伝承・因習といった要素ももれなく含まれています。そのような味わいを求める方には適した本でしょうか。内容は文末の選評にあるとおり、若さで押し切った感あり。これからの作品に期待して☆☆☆としました。
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<title>密室の鎮魂歌(レクイエム)</title>
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魅力的な謎、存在感のある登場人物、読みやすくて丁寧な文章と完成度が高かったです。２作目を待っています。 手品というのは、「なんだ...</description>
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一年ほど前に読んだので、細部は忘れてしまいましたが、面白かったです。
魅力的な謎、存在感のある登場人物、読みやすくて丁寧な文章と完成度が高かったです。２作目を待っています。 手品というのは、「なんだ。そんなことだったのか」と思わせる単純明快なタネがあるからこそ、すごいのだと思う。密室ミステリも同じだ。だが、昨今の密室ミステリはトリックがだんだんと複雑化してきている。数が増えれば、複雑化するのはやむを得ない。しかし、だからこそ単純明解な密室トリックへの想いが募るのだ。

 本書は、そんな書評子の気持ちに部分的には応えてくれるあるものの、密室のなぞが解けたときの充足感もそれほどでもなく、全体的には消化不良気味であった。ただ、軸となる刺青の謎や動機では惹きつけられる部分があっただけに、ほかの完成度のい密室事件は余分だった気がする。
これは本格ミステリではないですね。サスペンス小説です。途中の各章ごとに登場する密室事件がつまらない。おそらく作者としては、「幾つもの密室事件を経て最終的に辿り着いたのは……！」という構成をもくろんでいたのだろうが、「密室」をここまで前面に押し出す必然性がまったく感じられないし、そのために読者が抱いてしまった期待感にも応えられていないと思う。文章もけっして下手ではないが、かといって巧くもない。一言でいえば「無難な出来」。ただし、デビュー作として見れば水準は越えているか。ちと辛い評価になりますが、とにもかくにもこれから。受賞後第一作に期待。女流画家の絵に描かれた不思議な模様の謎が、圧巻です。最後の章は読んでいて背筋の凍る思いがしました。登場人物間の心理的な関係が非常に面白く描かれており、また何人かの奇妙な登場人物が不思議な彩を添えているのがよいです。絶対お勧めの一冊です。京都の描写が女性らしい目の付け所で紹介されてミステリーの中で違った意味で楽しめた。作者の略歴を見ると化学が専門でさらっと専門知識をうまくストーリーの中に取り入れている。検索すると作者はいろんな大きな賞で最終エントリーまで残っておりかなりの実力者であるようだ。次作も楽しみだ。はっきり言って引き込まれた。
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